概要

DataRealはVR環境を用いたデータビジュアライゼーションの作品です。2016年のLondon Design FestivalでTakramの作品の一つとして制作されました。ヘッドセット内の仮想空間には3Dの地球が表示され、その表面を飛び回る無数の飛行機を様々な距離や角度から眺めることができます。鑑賞者は透明なアクリルボックスに手を差し込み、仮想空間上に表示された自分の手で3Dオブジェクトに触れることで、データに触れる体験をします。

デバイス

展示では、ヴィジュアライザーの開発と並行してフォース・フィードバックデバイスの制作を行いました。アクリルケース内に固定されたグローブには人工筋肉が複数箇所に巻いてあり、仮想空間上でデータに触れるとユーザーの手に触覚をフィードバックします。これにより、仮想空間でデータに”触れる”感覚をより強く演出しています。